妖精を見つめる

泉のごとき君なれば

スイッとつまんだ花びらに

ひと滴こぼれしその水は

さぞや美味なることでしょう

 

沢田研二を見ていると

この人は神聖な泉の中から生まれたのでは・・・

と思ってしまう時がある

ブラウン管から女たちを見つめる瞳も

しばしの沈黙にやわらかに閉じた唇も

かきあげた指間にのぞいた髪も

そして

宙をつかむように流れた指先からも

透き通った水が流れだしているような気がしてしまう

それが沢田研二を仰ぎ、求め、祈る人々の

乾いた心の器に落ちていく

だから、あなたも私も

この妖精を見つめているのでしょう

伊集院静

 

いずみのごとききみ

5-21+3+20-16+17+29+29+3=69

伝わるものが内側の一方に進む実体が時間をかけて内に転がり入り統合しエネルギーが次々に出て実体となる

広がりの発信放射 トーラス

 

ようせいをみつめている

4+19+36+5+41+3+44+10+9+5+12=188

新しく生まれ出て引き受けて伝わるものが奥に出現する実体が集まり思考の芽から発信放射し、伝わるものがとどまる

根源から出、飽和して次々と離れる

統合